135Eネット ユニバーサル講演会

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135Eネット ユニバーサル講演会

3月3日、世間はひな祭りの今日、

135Eネット主催の「ユニバーサル講演会」開催されました。

コアメンバーには、あくと・ぽっちスタッフも関わっています。

 

本日の司会は、あくとスタッフ北代さん(右)。

若くして貫禄たっぷり… Good Job!

 

 

1部は、明石市の山田課長より。

2020年東京オリパラに向けて、

「共生社会ホストタウン」に明石市も登録されました。

なんと、全国で6自治体の中の1つに!

市長の口グセ「やさしいまちづくり」を今後も推進し、

明石市から全国へ波及させていきたいとのこと。

 

 

2部の登壇者は、西明石にある散髪屋さん。

”誰もが利用できるユニバーサルな”散髪屋さん。

「weathercock風見鶏」の代表 福永純一さん。

weathercock風見鶏

 

限られた予算、限られたスペースながら、どんな方も利用できるよう

ハード面で「なるほど!」と思う工夫が様々になされていました

 

福永さん、当初は普通の散髪屋さんだったそうです。が、

知的障害の子を抑えつけて散髪するケースに出会ったり…

障害のある子のお母さんに、一般の散髪屋さんで

「”こんな子”はもう連れてこないでください。」と言われた話を聞いたり…

様々なきっかけから、独自のお店を作られたそうです。

 

 

第3部では、当事者の方々のパネルディスカッション。

聴覚・身体(脊椎損傷)・視覚・発達…などの障害を抱える

ご本人からの言葉には、気づかされることがたくさんありました。

 

例えば、発達障害のある出原さんからは、

「お店にトイレがない場合、トイレの場所を言葉で説明されても

難しかったり、忘れてしまったりする…」と。

 

↑ こんなふうに、「図を描いて説明してもらえたら…」と、

お手製の見本を作って教えてくださいました。

 

 

・電車のアナウンスを文字でも提示してほしい

・商業施設でのインフォメ―ションを充実させてほしい

・ホームドアを主要な駅に設置してほしい 他、・・・

これらは、障害の有無に関わらず、みんなに生かせることですね。

 

また、登壇者の中島さん(脊損協会)からは、

「何とかしよう!と思う気持ち」

「バリアを取り除こうとする心」が大切、というお話もありました。

そのために、様々な人がいるということ、

それぞれの違いを知ることが大切ですね。

 

 

内容は、要約筆記・手話通訳に加え、

グラフィックでも記録されてました◎

 

印象的だったお話。

ある人が車椅子の方をお手伝いしようとして「結構です。」と断られたそう。

障害があっても「自分でできることは自分でしたい」という想いがあり、

「”助けてあげないと”という考えだけではいけない」というご意見。

 

これについて、当事者の方からは、

「手伝おうと行動してくれた方の気持ちに感謝することも大切」

「どこまではできて、どうしてほしいかを伝えればよかった」とのご意見あり。

 

相手の立場に立って、お互いを理解し合おうとすることが大切ですね。

 

本当に、いいお話をたくさん聴かせていただきました。

ありがとうございました。

 

このような会を、地域のそこここで、大なり小なり

開催できるといいな~と思いました。