クイズ!この支援ってどうなん?

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クイズ!この支援ってどうなん?

皆さん、こんにちは。

12月に入り、本格的な冬の到来を迎えまして、風邪などひかれておられませんか。

今回は、先日木の根学園で行われた虐待防止研修の様子をお届けします。

 

今年度も木の根学園では虐待防止委員会を立ち上げ、全職員を対象に権利擁護、虐待防止に関する学びを深める研修の企画を進めて参りました。

併せて今年度から身体拘束適正化委員会の設置もされ、虐待防止委員会と連動し、支援環境において不適切な行動制限が行われていないかチェックする機能も加わりました。

 

そんな中、今年度の虐待防止研修のテーマとして「身体拘束」についてK副主任に講義をして頂きました。

どういったことが身体拘束にあたるの?

利用者様に危険が生じる場合はどうすればいいの?

緊急やむを得ない場合の3要件って?

虐待防止に関する基本的な知識を分かりやすく丁寧に説明して下さりました。

よりその人の行動を制限しない方法で可能な選択肢を考えていくことが私たち支援者に求められる姿勢であることを学ぶ機会となりました。

続いて、より日常支援場面にフォーカスを当てて、「この支援ってどうなん?」をテーマに虐待防止委員会のメンバーがクイズ形式で進行をしてくれました。

Q.「作業中に立ち歩かれているご利用者さんに、座ってくださいと、すぐに座ってもらいました」

一見、何がダメなのと思ってしまいがちですが、それぞれグループに分かれてワークをしてもらいました。

その方はなぜ立ち上がったのでしょうか?

トイレに行きたかったのかも、気になる所があったのかな・・

今は作業に対して気分が乗らないのかも。

どういう対応が適切だったでしょうか?

その方に「どうしましたか?」と聞いてあげた方がいいよね。

私だったら一緒に付き添って何がしたかったかを見に行くかな~

 

それぞれのグループでたくさんの意見が出ました。

どのグループでもまず「利用者の意思決定」というワードが出てきたことがとても印象的でした。

木の根学園の重点的取り組みでもある「意思決定支援の浸透」がチーム全体として取り組めている成果も感じることが出来ました。

今回研修会で学んだことを心に留め、日々の利用者支援において誰が見ても気持ちいい支援が提供できる環境を整えていきたいと思います。