先日行われた職員会議にて、ケース担当のTさんから実践報告がありました!
今回の主役は、大地の家で暮らすKさん。
これまでのKさんは、予定の変更や身だしなみを整えることがとっても苦手で、不安やイライラから一日中不穏になってしまうことも少なくありませんでした。
そんなKさんの生活が、Tさんを中心とした職員の関わりや支援によってどのように変わっていったのか。
ご紹介します☺
以前のブログでもご紹介しましたが、Kさんには強い衣服へのこだわりがありました。
▼前回のブログ記事はこちら
「ギャバン」と「カクレンジャー」
「グレー=宇宙刑事ギャバン」「紺色=忍者戦隊カクレンジャー」というKさんの世界観を理解し、衣服の交換を視覚的に提示したことが、大きなターニングポイントとなりました ✨
そして他にも、Kさんが楽しみにしている「おやつ」の支援🍩
当初は、その日ごとに食べたいおやつを選んでいただいていたのですが、「当日のおやつが実際に出てくるまで不安」でたまらず、夜中に目が覚めては、早出の職員が来るまでフロアで待って座り込む毎日でした。
そこで、一週間分のおやつ表を作成し、見通しを持てる支援を導入。
「見て分かる安心感」という土台ができたことで、おやつが気になりすぎて・・という様子はなくなりました。
おやつ表を提示し、ご本人が理解を示されている事が確認できたため、現在はさらに発展させた「スケジュールボード」を導入しています。
導入の際にも、本格的に提示する1週間ほど前から予告し、居室に置くことで「本人の物」という理解がスムーズに入るよう配慮しました。
スケジュールボードで工夫したのは、以下の3点。
①絵、写真、イラストを大きくして目で見てわかる物に。
②時計のアセスメントを行い、1日のリズムを視覚化。
③本人の気にされる活動を再アセスメントし、スケジュールに盛り込んだ。
( 血圧測定や散髪、通院、移動支援など)
この形にたどり着くまでにも、何度もスケジュールボードの作り替えを行いました。
ご本人の分かりやすさを追求して、今の形にたどり着きました。
この支援を始めて1番大きな変化は、超苦手だった「予定の変更」をスムーズに受け入れられるようになったことです!
「予定が変わったよ」という言葉だけでは伝わりきらず不穏になりがちだったのが、ボードを使って「この日がこの日に変わるよ」と一緒に確認することで、不穏になった時も、落ち着きを取り戻すための「共通の材料」として使えるようになりました。
今では、職員が居室を訪ねると、すでに翌日のスケジュールを張り替える準備をして待っていてくれるほど、このボードはKさんの生活に欠かせない「相棒」になっています☺✨
3年前、TさんがKさんのケース担当になった頃の「ひげが伸び、爪が切れず、嫌なことがあると一日中不穏だった」頃のKさんの姿は、今ではすっかり見られなくなりました。
それは、TさんがKさんの発する「ギャバン」のような、一見すると分かりにくい小さなヒントを、ひとつずつ丁寧に拾い上げて支援に結びつけていったから。
「本人が何に困っているのか」をアセスメントし、月に一度のモニタリングで意思を確認し続ける。
この「本人主体の積み重ね」が、Kさんの表情を穏やかにし、自分らしい生活につながっているのだと思います。
今回の報告を聞きながら、支援の奥深さに改めて気づかされました。
支援の答えは、いつも目の前の利用者さんが持っている――。
ご本人の気持ちに寄り添い続けることの大切さを、改めて感じることができました。
Tさん、素晴らしい実践報告をありがとうございました☺👏









