B型事業所の喜び

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B型事業所の喜び

貴和の作業所は「働き」を大事にする事業所なので、毎日ほぼひたすら作業をしています。

利用者さんも、職員も。

利用者さんは「働くこと」を望んで貴和に通っているので、作業を提供し続けることが利用者さんの喜びに繋がっていると感じています。

 

では、作業所の職員の「喜び」は何でしょうか。

 

職員も毎日毎日、ずっと作業をし続けています。

「あの利用者さんに、この作業をしてもらおう」「あの作業が明日500枚入ってくるらしい」「納期が来週なので、一日14箱はしないと間に合わないな」みたいな会話ばかりです。

毎日いろんなことが起きるわけでもなく、同じ作業を何日も何ヶ月も何年もやり続けます。

一日ひたすら作業をし続けたら、夕方にはほんとクタクタになります。

 

ではやっぱり、職員の「喜び」は何でしょうか。

自分の仕事での喜びは人それぞれなので、一概には言えません。

でもこの仕事でのいくつかの喜びの中で、やっぱり一番なのは、「(利用者さんが)できなかった作業ができるようになったとき」だと思っています。

きれいごとではなくて(笑)

 

先日、とても小さいリングに部品を通すという作業に、数人の利用者さんがチャレンジしました。

最初は初めての作業で苦戦が続いていましたが、職員が教えながら、自分で工夫しながら、途中から自分一人でできるようになりました。

傍から見ると、すごく些細なことかもしれません。

けど、その利用者さんにとったら大事件です。

職員に「できたから見に来て~!」と何度も言ってきたり、事務所にいる職員にまで毎日できた部品を見せに来たり。

最初は不安いっぱいの雰囲気で取り掛かっていたのに、自分でできるようになったら「どうや!!」と言わんばかりの喜んだ表情で見せてきます。

 

利用者さんからそのような小さな「喜び」をいただくことで、それが自然と職員の「喜び」にもなっているんじゃないでしょうか。

また、その「喜び」が積み重なることによって、この仕事の「やりがい」に繋がっていると思ったりします。

 

 

いろいろ語るのはこれくらいにして、最後に実際その喜びを見てください。

 

苦戦中・・・

 

 

 

自分で出来た!!

 

 

ねっ? 喜びをもらえたでしょ?