スキルアップをめざして!

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スキルアップをめざして!

某日、あいすくりーむの家で、食事介助スキル向上のための研修会がおこなわれました。
講師は、あいすの“食事”担当スタッフ!毎日の食事メニューや、ご利用者さまにあった食事提供について検討したりしてくれています。


年齢を重ねるにつれ、唾液が少なくなり、食べ物を噛む力・飲み込む力が弱くなってしまう方が多いです。
安全に美味しく食事をとることができるように、ゼリー食、ペースト食、やわらか食など、本人の状態に合わせた食事形態にする方法があります。

ゼリー食、ペースト食、やわらか食について
どのようにして作られるのか、どの程度の嚥下・咀嚼能力が必要なのか等、それぞれの食事形態のメリット・デメリットを教えてもらいました。

実際に、鶏肉料理を ゼリー食、ペースト食、やわらか食、常食(加工なし)に調理したものを、『見て・嗅いで・食べて』みたりもしました。

それぞれの食事形態では、味や歯ごたえがまったく違っており、試食した職員のほとんどが驚いていました。この違いを知っていると、実際に食事介助をするときに、ご利用者さまの目線にあった介助ができそうです。




食事形態の違いを理解したあとは、
Iさんという仮想の人物を設定して、食事をレベルアップするには、リスクは何なのか、どんな工夫が必要なのか、職員で意見を出し合いました。






最後は、ベッド上で食事をするときの、適切な姿勢づくり(ポジショニング)を確認。

実際に職員がベッドに横になり、不適切なポジショニングから体験してもらいます。(画像は、不適切なポジショニングのものです)
不適切なポジショニングで座ってみた職員は「息苦しいです」「飲みこみにくい…」との感想。
バスタオルやクッションを使って、正しいポジショニングに直すと、体の緊張もとれて呼吸のしやすさも違います!



食べることは、生きるうえで必要な栄養を摂るためだけではなく、生活をより豊かするために必要なことです。
ご利用者さまが、食べることを、安全に、楽しく感じていただけるように、職員全員で、知識を深め、スキルアップを目指しています!