ひもときシート

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ひもときシート

久しぶりに全体でのケースワーク。

「本人の思いを理解する」「支援の組み立て方を学ぶ」をキーワードに、今回”ひもときシート”を活用したケースワークを行いました。

ひもときシートは主に認知症の方を対象としたケアツールの1つになりますが、職員の思考整理のアイテムとしては非常にわかりやすく、「評価的理解(職員の困りごと)」→「分析的理解(思考展開)」→「共感的理解(本人の視点からの解決方法)」の流れで支援を組み立てていきます。その場しのぎの支援ではなく、本人の気持ちを理解した上でできることを考えていきます。

 

参照:ひもときシート https://www.dcnet.gr.jp/retrieve/

 

今回は4ケースをピックアップし、グループワークを行いました。

まずは職員の困りごと、率直に困っていることを書き出します。「こんなこと言ってもいいのかな」と感じている職員にも遠慮なく意見を出してもらいます。ケアする側もストレスを抱えることがあるので、負担に感じていることを共感することもねらいです。「あるある~!」とエピソードを出し合いながら進んでいきます。

次の思考展開エリアでは、ご本人の言葉や行動について意見を出し合い、なぜそのような行動が起こるのか要因を探っていきます。①飲んでいる薬や疾患 ②身体的な痛み ③性格や精神的苦痛 ④環境 ⑤周囲の関わり ⑥物的環境 ⑦アクティビティ ⑧生活歴 をピックアップしていきました。グループで意見を出し合うことで新たな気づきもたくさんありました。

最後の共感的理解では、思考エリアを踏まえた上で「本人の困りごとや求めていることは何なのか」「解決のためにできること」を考えていきます。

例えばAさん、職員の困りごと「自分で歩いてくれない、歩いてほしい」→浴室から脱衣場、廊下とホールに入る境目は足が動かなくなることが多い→転倒への恐怖心があるのではないか→抵抗する・体に力が入ってしまうのは怖いから→ADL維持のため歩いてもらうことは大切だが、まずは恐怖心を持たせないことが大切→安心できる声かけをする、同意を得る、ポジティブな声かけを行うなどが意見として出ました。今までは「歩いてもらえる時に歩行器で歩く」が支援内容でしたが、「歩いてもらうまでのプロセスを大事にしていく」という支援になりました。

今回のワークを通して、自分の言葉で気持ちを伝えることが難しい方のワークはとても難しく感じましたが、「この行動の意味は何なのか」「何を伝えようとしているのか」を、考え抜いた2時間でした~!

あっという間に時間は過ぎ、なんとか全グループ完成~!1人のご利用者のことをそれぞれのグループでとことんひも解いていきました~!!

みなさんおつかれさまでした~!わいわい楽しく意見を出し合えている雰囲気がとても良かったです◎今後もシートを活用していく予定です。

私たちの使命はまだまだこれから。このままリビングウィルも組み込みながら・・支援計画の話し合いへと続きます(^^)