第二回・はばたき勉強会

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第二回・はばたき勉強会

6月も「ご利用者主体の支援ってなんだろう?」をテーマにスタッフみんなで勉強会を行いました。今回のテーマは「食事介助・歯磨き支援」。
どちらも生活には欠かせない重要な支援です。
スタッフ同士で実習を行い、ご利用者が感じておられることが少しでもわかるように勉強しました。

■食事介助

当事者側はアイマスクをして何がどのタイミングで口に入ってくるかわからないという状態で食事介助を受けました。

支援者側が声掛けをせずに、一方的に食べ物を当事者役の口に運ぶ場合と、声掛けをしながら相手のペースに合わせて食事介助をした場合の感じ方の違いを体験しました。


参加したスタッフからの感想

●何がどれくらいの分量、口に運ばれてくるのかと不安に感じた。また、自分が欲していないタイミングで口に運ばれてくることに対して不快だと感じた。

●ご利用者が汲み取りにくい情報については支援者側が理解を深め、配慮する必要性を改めて感じた。


●声掛けもなくいきなりの食事介助をしてみるのは心が痛く感じました。
今後の支援では声掛けをしながら楽しく美味しい食事が出来るように支援していきたいです。

●お茶を飲むときペースが速いと飲みにくいとわかりました。

●一方的な介助をされた時は口の中にまだ入っているのに、どんどん次のが入ってくるのでのどが詰まりそうになりました。 確認しながらの介助はとても丁寧で食べやすかったです。

 

 

 ■歯磨き支援

「歯磨き介助」動画の視聴を通して、自身の介助を振り返るとともに当事者への負担を想像しました。
歯ブラシの持ち方や、口への入れ方、体の支え方、どうされると不快であるかなどがわかりやすい動画でした。

参加したスタッフの感想

●歯ブラシの入れ方や手の位置などで苦しかったり、不快な気持ちになるので、不快な気持ちにならないようにご利用者一人一人に合う歯磨き介助をしていかないといけないと感じました。

●「今から歯磨きしますね」や「前歯から磨きますね」等、細かな声掛けがあることで、ご利用者の不安を軽減できるのではないかと感じた。

●歯ブラシの持ち方ひとつで当事者にとってはとても不快に感じることがあると動画を見て学びました。




勉強会を終えて・・・

食事、歯磨きに共通して「急いで終わらせる」「職員のやりやすい方法でする」ということが無いように、余裕をもって支援しないといけないなと感じました。

口の中にものを入れられたり、口元が汚れるということが気持ちのいいものではないのだと改めて感じました。

というスタッフからの感想や、
口元を見られることに抵抗を感じるという意見もありました。
また、前回の歩行障害・視覚障害の勉強会でも学びましたが今回も声掛けが重要なんだな、ということも学びました。

今回の学びを日々の支援に活かして、少しでもご利用者のお気持ちを汲み取れるように心掛けないといけないなと改めて感じることができた勉強会になりました。