育成キャリアアップチーム 3年目職員対象 研修会

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育成キャリアアップチーム 3年目職員対象 研修会

皆さん、こんにちは。育成キャリアアップチームです。

今回は10月に開催した3年目職員を対象とした研修会の様子をお伝えしていきます!

緊急事態宣言が解除されたこともあり、参加者には感染防止対策の徹底をお願いした上で今年度初めて対面での研修会を実施しました。

今回の研修では

「OJT(新任職員育成)とは何かを考える」

をテーマに、OJT担当者に求められる役割を理解する共に、OJTをより効果的に進めていくための基礎を学んでいきました。

ちなみにOJTとは

「On-the-job Training」の略称で、上司や先輩職員が新任職員や後輩職員に対して、業務を通じて知識や技術を教える育成方法のことです。明桜会でも数年前からOJT制度を導入し、新任職員の育成を法人全体で取り組んでいます。

 

研修会の前半では、OJT担当者に求められる役割や職員育成におけるプロセスを説明をさせて頂きました。

やってみせ、 いってきかせて、 させてみて、 

ほめてやらねば、 人は動かじ

山本五十六さんという方の名言です。OJT担当者が新任職員の育成を行っていく上でとても参考になる考え方です。

OJTでは日常業務の引継ぎと併せて、仕事に対する向き合い方や考え方を伝えることも役割の1つです。一つ一つの業務が何にどう繋がっているのか、表面的な部分だけではなく中身をしっかりと伝えていくことが大切です。

このOJTでの目標は自立した職員を育成することです。その為には新任職員を尊重し、指導者が真剣に向き合う姿勢を見せることも大切にします。そうすることで互いに信頼し合える関係性が築け、より効果的な育成に繋がることを学んでいきました。

研修会の後半は、法人のOJTでも取り入れている新任職員との振り返り面談を想定したロールプレイングを行いました。

面談ではOJT担当者、新任職員とそれぞれの役割を体験してもらいました。

 

チェック項目の中の何を聞いたらいいだろう?

悩みごとや不安に思っていることをどう聞きだしたらいいかな

沈黙の時間が気まずいな・・・

 

など初めて行う面談に対して不安もありましたが、いざ面談が始まると皆さんそれぞれの個性を活かして積極的に新任職員の悩みに向き合っておられていました。さすがです!

その後、面談を通して気づいたことを振り返り、グループワークで意見を出し合ってもらいました。

 

「○○さんの、雑談から入っていく所が良かったです。場が和んでその後の話がしやすかったな~」

「確かに、いきなり業務の事を聞かれると新任職員が構えてしまうかも・・・」

「話しやすい雰囲気を作ってあげることも大切だね」

 

「不安や悩みに対してどう答えてあげたらいいか難しいな・・・」

「まずは話を聞いて共感してあげた方がいいんじゃないかな」

「いきなり否定されるとつらいよね・・」

 

「やっぱり日頃からのコミュニケーションが大事だよね」

「なんでも気軽に話せる先輩って思ってもらいたいよね」

「悩んでても中々言いにくいこともあるから、こっちが悩みに気づいてあげられるようになりたいね」

 

などなど、それぞれが新任職員に対する思いを語ってくれました。2年前に自分たちが新任職員だった頃を思い出しながら意見を出し合ってくれたことで、具体的な内容のワークが出来ました。また新任職員時代を思い出して、少し懐かしく働きだしたときの気持ちを振り返ることもできました。この3年間で本当に成長されているなと感じることが出来ました。

今回のワークで話し合ったことを今後の職員育成の場に是非反映させてほしいと思います。

 

3年目職員の皆さんは、これから後輩職員の育成や指導を担う立場になっていきます。今回の研修会を通して、OJTに対する不安を少し軽減出来たのではないでしょうか。また後輩職員のOJTを通じて自分自身も一緒に成長し、さらにスキルアップを図って欲しいと思います。

 

最後に、「人材」とは「人財」であり、職員という「人」を大切に出来る職場こそが、利用者という「人」を大切に出来る職場だと思っています。

そして、私たちのお仕事は一人で出来るものではありません。なのでより高い福祉サービスを提供し続ける為にも、職員の育成においても職場全体で取り組んでいきたいと思います!